カーテンはお部屋に占める面積が広いため模様替えをするには一番最適のアイテムです。買い換えたいけど、どの様なものを選んだらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか?カーテンは比較的高価な商品で買い替えの頻度は多くない商品ですので慎重に検討したいもですね!カーテンの種類多種多様なアイテムが有りますが購入前に是非押さえて頂きたいカーテンの種類や機能を詳しく説明させて頂きます。
カーテンはどの様な種類や機能があるの?
【カーテンの種類】
ドレープカーテンとは・・・・ 厚地の生地で作られたカーテンで糸を成形して柄を作り出す先染めジャガードと主に無地調でよく見られる生機を染料に浸して色を付けたカーテン後染めカーテン(無地調が多い)が有ります。ドレープカーテン自体には製品にもよりますがウォッシャブル機能(ポリエステル100%などの製品)は有りますが光を遮る遮光機能は有りません。
遮光カーテンとは・・・生地に黒糸などを織り込むことで遮光機能をもたせたカーテンを言います。
最近は生地裏面にアクリルなどの合成樹脂を貼り付けたり、アルミ系粉末の素材を用いて遮光機能を持たせるなど多様な商品が出て来ております。また遮光カーテンにはNIF(日本インテリアファブリック協会)が定めた遮光等級(1級~3級)が有ります。
一級は遮光率が99.99%と遮熱性能に優れている為、省エネアイテムに必ず数えられる商品です。
裏地カーテンとは・・・主にドレープ生地の裏側に遮光性の生地を加工によって一体化させることで遮光機能を持たせたカーテンをいい、生地が2枚重なることから二重カーテンとも呼ばれます。また表地と裏地の間に空間(空気層)が生まれることから高い遮熱性能が期待でき、省エネに貢献するアイテムの一つです。
またレースカーテンや厚地カーテンに裏地を付けることで機能が大幅にアップさせることが可能な単体のカーテン裏地(後付け)の商品も有ります。
遮熱レースとは・・・特殊な糸の形状やセラミックなどの物質を織りこむことで日射熱や太陽光を効果的に抑制し夏は室内の温度上昇を抑制し冬は室温を外に漏れることを抑制し省エネにつながるレースのことを言います。
カフェカーテンとは
通常、窓の下半分だけを覆う短いカーテンです。主にキッチンやダイニングルームで使用されることが多いです。光を取り入れつつ、外からの視線を遮ることができます。窓の上部にロッドを取り付け、カフェカーテンを吊るします。窓の下半分を覆うことで、明るさを保ちながらプライバシーを確保します。デザインや色を選ぶことで、部屋の雰囲気を演出することができます。
デザインカーテンとは
窓全体を覆う長いカーテンで、さまざまなデザインや素材があります。リビングルームや寝室など、さまざまな部屋で使用されます。遮光性や断熱性のあるものもあり、機能性が高いです。窓の上部にカーテンレールやロッドを取り付け、デザインカーテンを吊るします。開閉ができるため、必要に応じて光を調整したり、プライバシーを確保したりできます。インテリアのスタイルに合わせて選ぶことで、部屋の印象を大きく変えることができます。
カーテンの測り方について
- 窓の幅を測る:
- 窓枠の外側から外側までの幅を測ります。カーテンが窓を覆うように、少し余裕を持たせると良いでしょう。
- 窓の高さを測る:
- 窓枠の上から下までの高さを測ります。カーテンが床に届くようにする場合は、床までの高さを測ります。
- カーテンのスタイルを考慮:
- カーテンのスタイル(例:フルレングス、ショート、バルーンなど)によって、必要な長さが変わることを考慮します。
- 取り付け位置の確認:
- カーテンレールやロッドの取り付け位置を確認し、必要に応じてその高さを加味します。
- フックの種類を確認:
- フックの種類(リングフック、カーテンフック<Aフック・Bフック>など)によって、カーテンの取り付け位置が変わるため、フックの高さも考慮します。
フックによる測り方の違い
- リングフックの場合:
- リングフックを使用する場合、リングの下端からカーテンの長さを測ります。リングの位置がカーテンの取り付け位置に影響するため、リングの高さを考慮する必要があります。
- カーテンフックの場合:
- カーテンフックを使用する場合、フックの取り付け位置からカーテンの長さを測ります。フックの位置がカーテンの下端に影響するため、フックの高さを考慮して測定します。AフックとBフックが有りレースカーテンはAフックを使用しているのがほとんどですが厚地(遮光やドレープ)カーテンは取り付け場所によりAフック・Bフックを使用し異なります。AフックとBフックについての違いを以下に説明します
Aフック
- 形状: Aフックは一般的に「A」字型の形状をしており、カーテンをしっかりと保持するためのデザインです。
- 取り付け方法: Aフックはカーテンの上部に直接取り付けることができ、カーテンレールやロッドに引っ掛けて使用します。
- 使用感: Aフックはカーテンの開閉がスムーズで、特に重い生地のカーテンに適しています。
- スタイル: Aフックはカジュアルなスタイルに合うことが多く、シンプルなデザインのカーテンに適しています。
Bフック
- 形状: Bフックは「B」字型の形状をしており、カーテンを引っ掛ける部分が広く、安定感があります。
- 取り付け方法: Bフックもカーテンの上部に取り付けますが、フックの形状により、カーテンがよりしっかりと固定されます。
- 使用感: Bフックはカーテンの開閉がやや重く感じることがありますが、特に厚手のカーテンや遮光カーテンに適しています。
- スタイル: Bフックはよりフォーマルなスタイルに合うことが多く、重厚感のあるカーテンに適しています。
カーテンの省エネ効果について
- 断熱効果: 遮光カーテンや厚手のカーテンは、外気の温度を遮断し、室内の温度を安定させる効果があります。
- 冷暖房費の削減: 適切なカーテンを使用することで、冷暖房費が10%〜25%程度削減できるとされています。
- 日射遮蔽: 夏場は直射日光を遮ることで、室内温度の上昇を防ぎ、冷房の負担を軽減します。
- 保温効果: 冬場は室内の暖かい空気を逃がさず、暖房効率を向上させます。
- カーテンの種類: 遮光カーテンや断熱カーテンを選ぶことで、より高い省エネ効果が期待できます。
これらの要素を考慮してカーテンを選ぶと省エネにつながり快適空間を演出します。
まとめ
カーテンはお部屋の雰囲気を簡単に変えることは出来るインテリアアイテムの一つです。カーテンには色々な種類がありますが最近はデザイン性が優れている一方で遮熱、断熱、芳香、消臭、花粉キャッチなど機能性カーテンも多く販売されています。また最近はご家庭で洗濯できメンテナンスも容易な商品が増えています。ご使用される方のライフスタイルに合わせてお気軽に替えることで日ごろの生活の質がより一層の向上すること間違いありません。