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- 発酵黒豆エキスを作ってみた。
- 発酵黒豆エキスの作り方のポイント
- 発酵黒豆エキスのレシピと活用法
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発酵の力を味方に!菌から学ぶ発酵黒豆エキスの賢い仕込み方
発酵黒豆エキスを作ってみた。
黒豆は古くから体に良い成分が沢山含まれていることが知られており、これを継続的に摂取することで美容や生活習慣病予防などを改善できるスーパーフードなんです。近年雑誌やテレビでも取り上げられたことから人気が沸騰し話題の食品になりました。今回はこの黒豆を使って発酵黒豆エキスを作ってみました。麹菌を配合することで自然の甘みがでて継続して摂取できる健康ドリンクが出来上がりました。
発酵黒豆エキスのうれしい健康効果
1. 抗酸化作用: 黒豆に含まれるアントシアニンが、体内の活性酸素を除去し、老化を防ぐ効果があります。黒豆にはポリフェノールが豊富に含まれて的いる為、ガンや心臓病中どのように病気を防いでくれる効果が有りますのでガン、心臓病予防効果が期待できます。
2. 血糖値の安定: 発行黒豆エキスは、血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病予防に寄与します。
3. 生活習慣病予防効: LDLコレステロールを減少させ、心血管疾患のリスクを低下させる効果があります。また大豆に含まれていない黒豆だけに含まれているアントシアニンとプロアントシアニンは強力な抗酸化作用を持っていることから心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病を予防する効果が有ります。
4. 腸内環境の改善: 食物繊維が豊富で、腸内の善玉菌を増やし、便通を改善します。
5. 免疫力の向上: 抗酸化物質やビタミンが豊富で、免疫機能をサポートします。
6. 美肌効果: コラーゲン生成を助け、肌の弾力性を保つ効果があります。黒豆には多種多様な効果が有りますが今回は代表的なものをしてくれる「カリウム」を多く含まれている為、美肌効果が得られます。黒豆にはオリゴ糖や食物繊維がたっぷり含まれていることから便秘解消効果が有ります。
7. ダイエットサポート: 低カロリーで満腹感を得やすく、ダイエットに役立ちます。サポニンやアントシアニンの作用で内臓脂肪の吸収を抑える作用が有るため、この2つの成分を接種し続けることで体に脂肪が蓄積されるのを防いでくれます。
8. ホルモンバランスの調整: 大豆イソフラボンが含まれ、女性ホルモンのバランスを整える効果があります。
9. 疲労回復: ビタミンB群が豊富で、エネルギー代謝を助け、疲労回復に寄与します。
10. 血圧の調整: カリウムが含まれ、血圧を正常に保つ効果があります。黒豆に含れているビタミンEは血液をサラサラにする効果が有り血圧や血糖値の改善につながります。
これらの効果は個人差がありますので、摂取する際は自分の体調に合わせて行うことが大切です。
発酵黒豆エキスを作ってみた|自宅で実践できる発酵プロセスと注意点
黒豆の栄養価と発酵の力を掛け合わせた「発酵黒豆エキス」は、腸内環境を整えるだけでなく、免疫力の維持や抗酸化作用、美肌効果などが期待される機能性食品です。実際に筆者も、自宅で黒豆を発酵させてエキスを抽出する工程を試してみました。ここでは、手作りのリアルな工程や、発酵の際に注意すべきポイントについて詳しく紹介します。
使用した材料と準備
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乾燥黒豆(丹波黒豆使用):100g
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米麹(生麹):100g
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精製水または湧き水:300ml
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耐熱ガラス瓶 or ホーロー容器(殺菌済み)
まず、黒豆は一晩(8~10時間)しっかりと浸水させ、翌日柔らかくなるまで30分ほど煮ます。この段階で、黒豆の甘味とポリフェノールが抽出されやすくなり、発酵に適した状態になります。
発酵工程の詳細
煮た黒豆を人肌程度(約40℃)まで冷ましたら、米麹と混ぜ合わせます。このとき、麹菌の活動を妨げないよう温度管理が重要です。次に、ガラス瓶に移し替え、軽く蓋をして室温(25〜30℃)で3~5日間発酵させます。
発酵中は毎日かき混ぜて酸素を供給し、雑菌の繁殖を抑制します。2日目頃から香りがまろやかになり、黒豆由来の自然な甘みと旨みが感じられる発酵香が立ってきます。
エキスの抽出と保存方法
発酵が進み、内容物がとろみを帯びてきたら完成のサイン。清潔な布やガーゼで濾し、発酵液(エキス)を別容器に移します。濾した後の黒豆ペーストも、栄養が豊富なので、味噌汁やスムージーなどに再利用できます。
完成した発酵黒豆エキスは冷蔵庫で保存し、1〜2週間を目安に使い切りましょう。日々の健康維持のために、1日あたり小さじ1〜2杯程度を目安に摂取すると効果的です。
実際に作って感じたこと
・香りや味が想像以上にマイルドで飲みやすい
・黒豆の自然な甘みが発酵でさらに引き出される
・市販の発酵ドリンクよりも安心して続けられる
・免疫ケアや腸活、朝のルーティンに組み込みやすい
発酵黒豆エキスを簡単につくる方法
(材料)
黒豆 100g(約1合)
米麹 150g
水 1000ml
(作り方)
①黒豆は流水でよく洗いザルにあげる
②ボールに水を1000ml入れ黒豆を投入して一昼夜浸け置きする(黒豆が水を含んで大きくなるので水も減少分を補充する)
③ ②で出来た黒豆と水を鍋に移して数時間中火で約2~3時間加熱する。その時、減少した煮汁は随時補充して1000mlを保つ様にする。灰汁などが出てきたら取り除く。
④ ③で出来た黒豆の煮汁を炊飯器の釜に移して米麹150gを投入する。(黒豆は取り出し煮豆などの料理にご使用ください)
⑤ 炊飯器の釜にラップを掛けて楊枝などで空気穴を開ける。(ラップはふんわりかぶせる)
⑥ 釜を炊飯器にセットして蓋を開けたままで上から布巾をかぶせる(※ 決して蓋を閉めない)
⑦ 炊飯器の「保温ボタン」を押して約2日様子を見ながら保温する。
⑧ 発酵は進むにつれて炊飯器から麹の香りが漂ってきたら炊飯器のスイッチをオフにする。
⑨ 取り出した釜を水をはった桶などで冷却したら出来上がり。
(注意)
※ 炊飯器の蓋は開けままにする(決して蓋を閉めないで下さい)
※ ご使用になる炊飯器により機能は異なりますのであくまでも目安とお考え下さい。
✅ 記事のポイント(発酵黒豆エキスの作り方)
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発酵黒豆エキスは腸活・免疫・美容を支える自然発酵飲料。
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発酵により黒豆のポリフェノールやイソフラボンが活性化。
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下処理として黒豆を蒸すことで栄養吸収率が向上する。
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発酵菌は目的に応じて麹菌・乳酸菌・酵母から選ぶ。
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米麹は糖化と旨味向上、乳酸菌は整腸、酵母は香りとコクが特長。
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ヨーグルトメーカーで40〜43℃保温するのが発酵成功の鍵。
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発酵期間は24〜48時間を目安に、香りと酸味を確認しながら調整。
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濾過はガーゼを使って丁寧に。透明感あるエキスが抽出可能。
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保存は冷蔵で7日以内。必要に応じて加熱殺菌も選択。
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朝の空腹時にスプーン1杯が最も吸収効率が高い。
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豆乳・炭酸水・サラダなどへのアレンジが豊富で継続しやすい。
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酵母仕込みは微炭酸・香り・リラックス効果を楽しめる。
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乳酸菌仕込みは腸内フローラの改善に特に効果的。
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毎日の少量摂取で、便通・肌荒れ・アレルギー対策にも期待。
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“食べる予防医学”として、家族全員で取り入れやすい発酵習慣。