丹波大納言小豆発祥の地に行ってきた！

丹波大納言小豆の発祥の地と歴史

全国的に有名な丹波大納言小豆は兵庫県丹波市で生産され古くは宮内庁にも献上された最高級に小豆になります。今回その発祥の地を訪れ歴史や魅力をより一層詳しく調べてきました。

発祥の地: 丹波大納言小豆は、日本の兵庫県丹波地方（特に丹波篠山市や丹波市）で栽培されています。この地域は、寒冷で湿潤な気候が小豆の栽培に適しており、豊かな土壌が特徴です。

歴史: 丹波大納言小豆は、江戸時代から栽培されており、長い歴史を有します。その品質の高さから、特に御茶屋や上流階級に好まれ、食材として使用されることが多かったと伝えられています。大納言小豆の名前は、格式高い品種として、貴族や大名に献上されていたことに由来します。

丹波大納言小豆の特徴

1. 大粒でやや四角い丸みを帯びた形状: 他の小豆と比べて粒が大きく、形が整っています。
2. 深い赤色（あずき色）: 美しい深い赤色をしており、見た目にも美しい。※黒さや（原種はかなり濃色）
3. しっかりした食感: 煮ても崩れにくく小豆の形状を維持し、しっかりとした歯ごたえが特徴です。
4. 甘みが強い: 自然な甘みやコクがあり、甘さが豊かでまろやか。
5. 皮が薄い: 皮が薄いため、食べやすく、口当たりが良い。
6. 煮崩れしにくい: 煮ても形が崩れにくいので、料理に向いています。
7. 高い栄養価: 蛋白質、食物繊維、ビタミンが豊富。
8. 高級感のある風味: 国内最高級の小豆で上品で洗練された味わいが特徴。
9. 保存性が高い: 乾燥した状態で長期保存が可能です。
10. 産地特有の気候風土: 丹波地方の気候や土壌が、独特の風味と品質を生んでいます。黒さや（原種）はこの地域でしか栽培できない貴重な品種です。
    

    丹波大納言小豆の復活に尽力された「あずき工房やなぎた」のご主人柳田さんはもともと建具師であった柳田さんは、1999年にテレビ番組の取材を受けた際、母親が保存していた「黒さや」小豆を提供しました。その後、番組放送中に全国から問い合わせが殺到し、「黒さや小豆」の希少価値に気づくこととなり普及に尽力された方です。この「黒さや小豆」は原種の小豆で莢も黒く小豆の色も濃い小豆色をしており限られた土地と農家さんしか栽培できない非常に希少性がある小豆です。現在、柳田さん夫妻は「あずき工房やなぎた」を運営し、黒さや小豆を使用した料理や加工品の提供を通じて、その魅力を多くの人々に伝えています。

    

    丹波大納言小豆　黒さや

丹波大納言小豆の健康効果

1. 豊富な食物繊維: 便秘解消に役立ち、腸内環境を改善します。
2. 抗酸化作用: アントシアニンが豊富で、体の老化を防ぐ効果があります。
3. 血糖値の安定: 低GI食品であり、血糖値の急上昇を抑える効果があります。
4. 高タンパク質: 筋肉の維持や成長に役立つ栄養素を含んでいます。
5. 脂質代謝の改善: 脂肪の分解を助ける効果があり、ダイエットにも効果的です。
6. むくみの予防: カリウムが豊富で、体内の余分な水分を排出します。
7. 免疫力の向上: ビタミンB群やミネラルが免疫機能をサポートします。
8. 疲労回復: アミノ酸が豊富で、疲労を軽減します。
9. 血圧の改善: カリウムが血圧を安定させ、心血管系の健康を支えます。
10. 美容効果: 豊富なポリフェノールやビタミンEが肌の老化を防ぐ効果があります。

丹波大納言小豆の使用用途

1. あんこ: 伝統的な和菓子に欠かせない素材で、粒あんやこしあんとして利用されます。
2. お赤飯: 結婚式やお祝い事などの特別な日に使われる、赤飯の主成分として使用されます。
3. 和菓子: 大福、まんじゅう、羊羹など、さまざまな和菓子に使用されます。
4. スイーツ: 現代のスイーツにも応用され、ケーキやアイスクリームなどのトッピングにも使われます。
5. お汁粉: お正月や寒い季節に楽しむ、甘いお汁粉の主材料として使われます。
6. 煮豆: 栄養価が高く、煮豆としてそのまま食べることもできます。
7. 料理の具材: カレーやシチューに加えて、豆の風味を活かした料理に使用されます。
8. サラダ: サラダに加えて、豆の食感と栄養をプラスできます。
9. 豆乳: 丹波大納言小豆を使った豆乳が、健康飲料として人気があります。
10. ドレッシングやスムージー: 小豆を使ったドレッシングやスムージーとして、健康的な食事に取り入れられます。

丹波大納言小豆は、さまざまな用途に使える非常に栄養価が高く、美味しい素材です！

超簡単！丹波大納言小豆の炊飯器でのあんこの作り方

材料（約4～5人分）

• 丹波大納言小豆：200g
• 砂糖：150～200g（お好みの甘さで調整）
• 塩：ひとつまみ
• 水：適量（小豆が十分に浸かる量）

作り方

1. 小豆の下準備
   • 丹波大納言小豆は、事前にきれいに洗っておきます。
   • 1度水で洗った後、浸水させることをお勧めします。約1～2時間、または一晩浸水しておくと、よりふっくらと仕上がります。
2. 炊飯器に小豆と水を入れる
   • 浸水した小豆を炊飯器に入れ、ひたひたになるくらいの水を加えます。目安として、小豆の約2倍の水を入れると良いです。
3. 炊飯器で加熱する
   • 炊飯器の「おかゆ」モードを使って、小豆を炊きます。通常、30～40分程度で炊けますが、炊飯器によって差があるので、炊けるまで様子を見てください。
   • 一度炊飯器が終了したら、小豆が柔らかくなっているかを確認します。もしまだ硬ければ、さらに少し水を足して再度炊飯器で加熱します。
4. 砂糖を加える
   • 小豆が柔らかくなったら、砂糖を加えます。甘さはお好みで調整してください。
   • 砂糖を加えたら、炊飯器を「保温」モードにして、10～15分程度、さらに温めます。このとき、小豆に砂糖がしっかりと溶け込むようにかき混ぜると良いです。
5. 塩を加える
   • あんこの甘さが決まったら、最後にひとつまみの塩を加えて味を調整します。塩は甘さを引き立てる効果があります。
6. 完成
   • あんこの完成です。少し冷ましてから、お好みの和菓子やお赤飯、またはそのまま食べても美味しくいただけます。

ポイント

• 甘さの調整: 砂糖の量はお好みで調整できますが、少しずつ加えながら味見をするのがオススメです。
• 柔らかさの確認: 小豆の柔らかさが気になる場合、炊飯器を追加で何度か使って炊くか、少量の水を足してさらに煮込むと良いです。
• こしあんにしたい場合: もしこしあんを作りたい場合は、炊き上がった小豆をこし器で裏ごしして、滑らかなあんこにできます。

炊飯器を使うと、手軽に美味しいあんこを作ることができるので、ぜひ試してみてください！